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コラム船井流経営法

競合力原理

競争市場においては、競合企業と闘っていかなければならないということは誰も反論の余地はないと思います。


闘い方については、それぞれの目的に応じて下記の①~⑤の競争原理を適応し、確実に勝っていただきたい。


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①3対1の攻撃の原理
②4対10の守備の原理
③10対8の利益の原理
④2対10の安全の原理
⑤8対10の心理効果の原理
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①3対1の攻撃の原理
「敵地に敵を攻め、必勝を得るには、敵の3倍の力が必要である。」
先発メーカーに対して後発で臨み、成功をおさめようとする場合や、先発店舗のあるところに新規出店し、勝とうとする場合に、この原理が適応されます。


②4対10の守備の原理
「敵が攻めてきた折、敵の40%以下の力しか自陣の守備側になければ、争うだけムダである。あっさり城を明け渡した方が良い。」
相手の四割以上の力で闘うことは完敗を意味し、二度と立ち上がれなくなるまで叩きのめされるのが常態である。
多少悔しくてもその拠点は明け渡し、力を温存しておいたほうが後々よい。


③10対8の利益の原理
「同一市場で二社が共存する場合、一番にとっては競争相手二番の力を、自分の80%以下におさえておかないと利益が出にくくなる。」
一番企業にとってまずもっとも大切なことは、二番企業を叩くことである。
そして80%以下の力になるまで叩くことである。


④2対10の安全原理
「同一市場において数多くのものが競合する場合、自分の力が一番の力の20%以下であれば、競争者は、自分のことを見逃してくれる。つまり問題視してないため、かえって安全なのである。」
自分に力がないときには、この原理内で情報を探り、布石し、一挙に一番の3倍以上の力で攻め込むのが常道なのである。


⑤8対10の心理効果の原理
「これまでの①~④の原理は、いわゆる統計的原則である。この統計的原則は、当事者が人間であるから、時々心理的効果(いわゆるやる気とか自信)によって破られる。
しかし、この限界は、上位の8割まで下位者の力が達したときのみで、下位者が上位者の8割以下の力しかなければ、心理的効果は、かえってマイナスに作用しかねない。」


これら①~⑤が競合力の五つの原理であり、これはいろいろな局面に利用することができ、興味深く作用するものです。


また競合力原則の応用編として、"競合状態と儲かる順位"について付け加えておきます。


力と利益関連表
(自分の力を100とした場合、競合者中一番力がある相手と、自分の儲かる順位)
相手の力 0 0~50 50~100 100~150 150~200 500~
儲かる順位 2  1   3    6    5   4


上記の関連表は、自分の力を100とした場合の相手の力と、それに応対して、それぞれの競合した場合の自社の儲かる順位を示したものである。


相手の力が0の時よりも、0~50ぐらいの時の方が儲かるし、相手の力が自社と同じか、あるいは少し上回るぐらいの方が、相手に絶対的な力があるときよりも儲からないということが、この表から理解できると思います。

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