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コラム船井流経営法

時流適応主義

企業経営の基本原則は、時流に適応することです。



時流適応ができなくても生きられる方法は一番主義しかなく、また時流適応して
一番主義を取れれば申し分ありません。
逆に言えば、一番主義でなくても生きられる、儲けられる方法とは時流適応主義ということです。



時流に適応する企業は、経営者や社員が人並みの能力さえあれば順調に発展します。
また、企業の順調な発展が経営者や社員の能力を高めます。



反対に時流不適応の企業は、いかに優秀な経営者がや人材がいても、
特殊な場合(一番や独占である場合)以外は利益を上げることすら不可能です。
優秀な人材の能力を低下させることすら、しばしばあります。



昭和30年代後半から急成長したスーパー(量販店)業界には、多分一般的に人材と言われる人々は
ほとんどいなかったと思います。
しかし、その後スーパーが時流適応し、驚異的な伸びをしめしました。
そして人材がどんどん入っていきました。
しかしながら、時流不適応になるとともに、業績は下降し、採用難に陥っています。



つまり、時流適応主義とは、需要過剰の場合に適応する方法です。
需要過剰の状態のときとは、何でも調子よく進み、人も企業も自身がつきます。
何をやっても当ります。
しかし、資本主義というのはその宿命として持っている競争体質から免れることはできない。
需要過剰は供給過剰に、時流適応状態のものは時流不適応のものに必ず変化します。
変化しても生き残るのは、それぞれの分野で一番主義をとっている企業のみです。



企業がやらなければならないことは、常に時流適応の形態というものを探し続けなければならない
ということと、それが時流不適応になった時の対策、つまり一番になるための方法や、
なれない場合の身の施し方などについて模索・検討しておくことです。

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